粘度・分散管理

AGS-100

グラインドゲージスキャナ

グラインドゲージ(粒度ゲージ)の自動スキージと高画質な画像取込を実現するスキャナ装置。専用アタッチメントにより幅広いサイズのゲージに対応します。手作業による測定誤差をなくし、各種フィルター機能により、目視では判定が困難だった微細な粒子や線のデータ採取を可能にします。

AGS-100 グラインドゲージスキャナ

グラインドゲージ測定とは

グラインドゲージ(粒度ゲージ)は、インキ・塗料・コーティング剤などの液状材料に含まれる粒子や凝集物の大きさを評価するための標準的な試験器具です。ゲージ表面の溝に試料を流し、スキージで引いたときに現れる粒子の線や点から分散度を読み取ります。 この試験法は、塗料・インキ業界において原材料受入検査から出荷前検査まで広く用いられており、分散工程の品質管理に欠かせません。

自動スキージによる客観的な評価(AGS-100の原理)

AGS-100は、各種サンプルの分散度評価に用いるグラインドゲージの「掻き取り(スキージ)作業」を自動化したスキャナー装置です。 従来の目視・手動方式では、スキージ速度や角度、押付け圧力の微妙な違いが測定結果に影響を与えていました。AGS-100は、機械による一定速度・低荷重方式でスキージを自動化することで、作業者による試験結果の差異(ばらつき)をなくし、同一の測定データを安定して取得できます。

独自の画像処理と判定アシスト

  • スキージ同時画像処理モード — サンプルをスキージしながら即座に画像処理を行うモードです。溶剤系など乾燥が速い試料や、液面が変化しやすいサンプルの測定に有効です。
  • 専用光源の使い分け — ゲージを照らす専用光源を、サンプルに合わせて「垂直照射」と「斜め照射」から使い分けることで、データの再現性を高めます。
  • フィルター機能 — 取得した高画質画像に各種補正処理(フィルター)を施すことで、通常では判定が困難な細かい粒子や線(スクラッチ)をより鮮明に再現・データ化します。

主な特長

  • 安定した測定データ: 一定速度・一定圧力の機械的自動スキージ機能。
  • 専用アタッチメント対応: 各社製品の様々なサイズの粒度ゲージに幅広く対応。
  • 多彩なフィルター機能: 目視困難な粒子や線の判定アシスト。
  • 専用光源搭載: 垂直照射・斜め照射の切り替えによる再現性向上。
  • データ管理: 測定結果は高画質画像として保存され、いつでも読み出し可能。
  • 安全設計: 前面非常停止スイッチおよび、安全カバー動作ロック機能搭載。

主な仕様

型式

AGS-100

動作方式

一定速度低荷重方式

スキージ速度

10、15、20、25 ㎜/s

対応ゲージサイズ

10、25、50、100、200 μm

スキージ圧力

ローレットで調整可

通信ポート

USB3.0×2

外形寸法/重量

W250 ㎜×H390 ㎜×D710 ㎜ / 23 ㎏

電源

AC100〜240V、50/60Hz、100W

よくある質問

グラインドゲージの目視判定や手作業のスキージによる「測定者間のばらつき(誤差)」をなくすことはできますか?
はい、グラインドゲージスキャナー「AGS-100」の導入により完全に排除可能です。AGS-100は、一定速度・低荷重方式の機械的な「自動スキージ機能(スキージ速度:10、15、20、25 mm/sから選択)」を搭載しており、作業者による試験結果の差異をなくし、常に均一で安定した測定データを取得します。
肉眼では判定が難しい微細な粒子やスクラッチ(線)を正確に評価・データ化することは可能ですか?
可能です。 AGS-100は、サンプルに合わせて「垂直照射」と「斜め照射」を使い分ける専用光源と、取得した高画質画像に補正処理(GaussianSharpenやSobelEdgeなど)を施す多彩なフィルター機能を備えています。これにより、通常では見えにくい細かい粒や線も鮮明に捉え、客観的なデータとして保存・管理できます。
現在使用している各社メーカーの様々なサイズのグラインドゲージ(粒度ゲージ)に1台で対応できますか?
はい、対応可能です。 AGS-100は「専用アタッチメント」を採用しているため、10、25、50、100、200µmといった様々なサイズのグラインドゲージに幅広く対応できます。既存のゲージを活かしたまま、安全カバー動作ロック機能(インターロック)などの安全設計を備えた環境で分散度評価の自動化を実現できます。